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Update 2015-02-28

コアラブ!




俺と巫女と和の神




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コアラブ!-第1章-Page2
 着替える必要もないのでパソコンをスタンバイにして準備完了だ。小説を書くのにノートパソコンのキーボードではタイプしにくいので、デスクトップを使っているが、ゲームはしないし、使うのは主にエディタなので一番安いので十分である。ただし、ディスプレイはノングレアでないといけない。絶対にだ! それらが勉強机に鎮座しているので、勉強をするために小さなテーブルも置いてある。とはいえ、勉強なんて滅多にしないんで、桃香がお茶を飲むのに使ってる程度だったりする。後は普通のベッドがあり、本棚がふたつあって、そこに少しばかりのマンガと大量の小説やライトノベルが入っている。
 って、何でオレは自分の部屋についてこんなこと考えてんだ? これも小説ばかり書いていることによる弊害だろうか。
 カカト落としで痛む頭頂部をさすりながら部屋を出ると、桃香たちもちょうど部屋を出て来たところだった。
 桃香はなぜかまたご立腹である。
「神作たち兄妹は、まったく、もうっ!」
「ん? 彩萌、お前なんかしたのか?」
「ぜんぜん。彩萌は作品書いてただけだもん」
 彩萌は自分のことを彩萌と言うのだが、それが結構可愛いと思う兄だったりする。ちなみに、見た目もオレに似て悪くない。ミディアムボブも似合ってるしな。
「ああ、そうゆうことか」
 オレたちは文学兄妹なのだ。
 同人とかじゃなくて、小説の新人賞を目指している本格ワナビ兄妹である。コンテストにはファンタジーとか推理小説もあれば、エロ小説やBL小説だってあるわけで、たまたま、オレが書いていたのがエロ小説で、彩萌がBL小説だったというだけなのだ。まあ、オレの場合どんなジャンルだろうとラブコメかエロコメになるし、彩萌はBLになるのだが。
「なあ、彩萌って、BLが好きなのか?」
「そ、そんなことあるわけないよ、お兄ちゃん! 推理小説書く人が殺人が好きだって思ってるの? いちジャンルとして書いてるだけだから、彩萌は腐女子なんかじゃないもん」
「あ、そっ」
 彩萌は筋金入りの腐女子だとバレバレなのだが、なぜか隠そうとするんだよな。そのくせ、オレの友達との関係を聞いてきたりするけど。
 二階にオレたちの部屋があって、階段を下りて玄関に行くまでより、うちの玄関から隣の玄関までの方が近いかもしれない。だから、玄関を出るとすぐに着く。
 桃香んちとは物心ついてからずっと行き来しているから、自宅みたいなものなのだが、『おじゃまします』と言って入ることにしている。
「ほら、ちゃんと靴を揃えなよっ」
「へい」
 桃香のやつはたまにこうやってお姉さんぶる。最近は少なくなってきたけどな。
 同じ年のしかも同じ8月生まれだというのに、やつは九日、オレは三十一日だからお姉さんなのだと四歳くらいの時から言われているのだ。もっとも、桃香は獅子座、オレは乙女座だから何となく勝てない気もするし、実際の腕力でも桃香の圧勝だろう。手足とかは細いのに、どこにあんな力があるのか不思議だ。
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