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Update 2015-02-28

コアラブ!




俺と巫女と和の神




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コアラブ!-第1章-Page11
 放課後になると桃香といっしょに、ふたりを連れて部室に行った。
「合格よ、ふたりとも入部を認めるわ」
 ひと足先に来ていた言音は、オレたちが部室に入るなりそう言った。
「早っ! 話もしないでいいのかよ」
「あんたってホントにバカね。お昼休みに同じ教室であんな大声で話しといて、聞かれてないとでも思ってるの? ふたりの熱さに感銘を受けたってことよ」
 うん、言音も筋金入りのアホだな。あの、ただのエロ話のどこに感銘を受けたのだろうか。
 とはいえ、作戦成功だ。
 いつやったのか、売却する本がなくなり、パソコンが設置されていたが、それとは関係なく適当に椅子に座った。
「じゃ、まずは名簿を作らなきゃね、これにクラスと名前を書いて。それとできればだけど、携帯の番号とメアドは交換しときたいと思うんだけど、嫌な人いる?」
 互いに見回すが、女子も嫌ということはなかった。
「ゼンゼンいいっス、高名なエロ三兄弟とお近づきになりたいっスよ」
「ウチもかまへんよ。変なメールとか来たらトーカに言いつけるし」
 桃香が大きく頷くと、男三人は大きくうなだれた。
 クラスと名前を書いて、電話番号やメールアドレスを交換する。
「うちの部としては鑑賞、批評なんかもするけど、創作もしたいと思ってるの。ただし二次創作は禁止よ。神作はラノベ書くし、桃香も書くって言ってたわよね」
「うん、そのつもり」
「他は? 何か作る?」
 言音はみんなを見回した。
「あーしは同人アニメを作ってるっス、エロいんスけど、一緒に出来たら嬉しいっスよ」
「ウチは同人マンガの方。ぶっちゃけエロいんやけどね」
 女子なのにエロばっかりだ。円美はエロアニメで雪華はエロマンガか、なるほど、エロ三兄弟との交流は損にはならないことは確実だろう。オレたちは既に超高校級だからな。
「拙者はマンガ創作も興味あるゆえ、手伝うことはやぶさかではござらん」
「ワレもである。アニメも嫌いではないからな」
 阿波も江口も、デフォルトなのでエロというプリフィックスが省略されていた。
「そういう言音は何やるんだ?」
「あたしも小説を書いてんのよ、知り合いの小説家に触発されてね。でもアニメもマンガも好きで、コアラ部なんて作ったんだから、手伝うしやってみたいわ」
「あの、アニメっスけど、アフレコってやってもらえないっスかね?」
「声優ってこと?」
「あい、九鬼宮サンの超アニメ声に一目惚れ、いや一耳惚れしたっスから」
「いいけど、まあシナリオ次第ね」
「ならばワレが脚本を担当しようぞ、とことんエロくし、その録音時に恥じらう姿をビデオに収めるのだ」
「あんた、女の子声なんだから、自分がやんなさいよ」
「な、なんということを言うのだ、ワレのどこが女の子だと申すか」
「「「「全部!」」」」
 女子の意見が一致した。江口がエロ大王なのに女子が近寄ってくるカラクリがこれで、エロい男の娘、下手すると男の子のフリをしている女の子と認識されているのかもしれない。
「では、拙者はマンガの方に協力するでござるよ」
「じゃあ、とりあえず、あたしと神作と桃香は小説、江口と円美がアニメ、阿波と雪華がマンガね。で、月曜は全体ミーティングもして、金曜は何か作品を鑑賞して討論とかしたいと思うんだけど、いい?」
 全員の首肯を確認すると、言音は続けた。
「今日は最初だから、物語の作り方とかの話をするわね。神作、説明してもらえる?」
「オレ? まあいいけどさ。じゃあ、桃香がいるから本当に最初からな」
 オレは立って説明を始めた。
「作り方って、何を作るのでも一緒だと思うけど、大まかなところを作ってから、細かなところを作るようにしていくよな。いきなり細かなところを書き始められる人もいるかもしれないけど、そういうのは大天才だけだろう。だから、まずどんな内容にするかを漠然とでいいから考える。ラブコメにするかエロコメにするかとか」
「選択範囲が狭いっス」
 しまった、それってオレだけだ。
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