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Update 2015-02-28

コアラブ!




俺と巫女と和の神




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コアラブ!-第1章-Page13
「えっとさ、最初に作るのはスケルトン、骨格で、針金とか棒で芯になる形というかポーズを決めて、それにバランスとか見ながら粘土を足していくだろ? 自分の思う量を盛ったら、細かな部分を削ったり足したりして、最後に指とか目なんかの細部まで作るはずなんだ。ストーリーの構成は旅行の日程って感じかな。最終的に家に帰って来るのは絶対で、出発してどこをどういう順番に行くか決めてくんだけど、効率で順番を決めたり、時間を見て追加したり削ったりもする。実際行ってから予定が狂って変更することもあるはずだ。けど、絶対に家には帰るんだから、それがラストシーンだってことなんだ」
 まあ、実際、指輪物語とかって旅そのものだからな。
「それは分かり易いでござるな」
「家の玄関に着くまでが旅行っス」
「バナナはおやつに入るであろうか?」
「ウチは京都と奈良より東北と北海道の温泉が希望やねんけど」
「私は神作と一緒ならどこでもいいよっ」
「ホントに旅行に行くんじゃなくて、例えだからな。あと、書き出しも凄く重要で、最初の何ページかで飽きられたら読んでもらえない。名作と言われるのって、書き出しが凄いだろ?」
「我が輩は猫である、名前はまだない」
国境くにざかいのトンネルを越えると雪国であった」
 阿波と江口だが、ただのエロいアホではないということだろうか。
「そうそう、そういう風にな」
「親譲りの無鉄砲で小供の時から名前はまだない」
「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思うと雪国であった」
 やっぱりこいつら、ただのアホだった。
「それと、最初に長い雰囲気作りの描写とかあると疲れるよな。内容も知らないのに、そんなの読んでも面白くないから。アニメとか映画だと映像だから雰囲気の情景描写もいいけど、文字だけで飽きさせないようにするには相当な力がないとムリなんだ。指輪物語なんてトールキンじゃなかったら、話が始まるまでの何十ページもなんて誰も読まないよ。それと、ラノベの魅力は会話だと思うから、あんまり最初に地の文ばっかりなのも避けた方がいいと思う」
「最初と最後が肝心ってことねっ」
「まあ、当たり前の話だけどな。後は魅力的なキャラと面白い展開な。結局は全部ってことにもなっちゃうけど、それが理想ってことで、目標って感じかな」
 それができるのがプロなんだよな。
「で、次がそのキャラクターなんだけど、キャラで重要なのは何だと思う?」
「胸、であろうな」
「尻でござる」
「お前らは黙ってろ!」
「男は浅いなぁ、すじとぽっちりやって」
「コスっス、ミニスカとニーソとパンチラっス」
「お前らも黙ってろ!」
「キック力とか、パンチ力とか?」
「そんな訳ないじゃない、美貌と財力よ」
「みんな違うって。けど全部合わせると違わない。要は色々な要素があってキャラになるってこと。で、容姿とか性格とかも大事だけど、もっと大事なものがある。何だか分かるか?」
「やはり胸、であろうな」
「ここで尻でござるか」
「聞いたオレがバカだった。台詞だよ! 喋り方がラノベでは大事なんだ。会話が大事って言ったばっかじゃないか」
「喋り方なぞ、それほど違わないでござろうに」
「せやね、そんな変わらへんよ」
「皆、同じように話しておるぞ」
「普通の日本語っス」
 え?
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