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Update 2015-02-28

コアラブ!




俺と巫女と和の神




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コアラブ!-第1章-Page14
「お前ら自覚ゼロかよ! 声が違えば同じこと言っても誰が言ったのか分かるけど、文字だけだと分からなくなってしまうんだ。けど、いちいち『と誰々が言った』って入れるとリズムも狂うし、冗長になってしまう」
「一行ごとに入ったら、それは邪魔よねっ」
「そうだな、桃香。とか名前を言わせたり、口調の違いで分からせたりして、台詞だけで誰なのか分かるのがいいんだ。だから、口調、口癖とか語尾、自分を何と呼んで、相手を何と呼ぶかとか決めて、それはブレないようにする。逆に文字だから会話の中で、ひらがな、カタカナ、漢字と使う字によって印象を変えることもできるんだ」
 ホワイトボードに、あなた、あんた、お前、君、きみ、キミなどと思いつくまま書いた。
「それだけでも関係性とか、どう思ってるとか分かるっス」
「もちろんこれ以外にも容姿とか性格とか属性やら家族構成なんかも必要なら決める。裏設定もあると奥行きが出たりするけど、やり過ぎたり折角設定したから書かないとなんて思ったら逆効果だ。こういうのを決めたらデータを入力して、いつでも見られるようにしておく」
「テキストファイルでええのん?」
「そう。データベースも試したことあるけど、項目決めたり見たり書き換えたりが面倒になるからイマイチだった。三国志みたいに六百人とか出てくるならデータベース推奨だけど、んな訳ないからな。とはいえ、テキストっていってもアウトライン機能を使って書いておくと便利だから。それから、キャラの名前も世界観や設定に合わせないといけない。例えば頑固一徹な親父が息子に飛雄馬と書いてペガサスと読ませるなんて名前付けたら変だろ? 主人公にかっこいい名前を付けたいのは分かるけど、親の性格とかも考えないといけないと思うんだ。親にはどうしてそういう名前を付けたかっていう理由もあるはずだからさ。それと、漢字の名前なら画数占いとかしておくと名付けやキャラ作りのヒントになると思う。誰だって自分の名前とか、誰かとの相性を占ったことあるはずだからな」
「あるある! 都筑桃香になるより、真下神作になった方がいいのよっ」
「……今までの説明で分かると思うけど、設定やキャラを考える苦労もせず、導入も紹介もなしで二次創作ってのはできてしまうから簡単に書き始められて、なにがしかを書く練習にはなっても、創作の練習としては片手落ちだってことだな。と、こんなもんか。まあオレも素人で勉強中だから、オレなりの解釈ってことで、自分なりの手法もあっていいと思うけどな」
「そうね、じゃあそれぞれで作業しましょ。今のところパソコンは五台しかないから、アニメとコミックはチームで一台にしてちょうだい」
 席を移動してチームごとに座り直し、エディタのインストールと使い方を教えた。
 簡単にアイディアが出るかというと、ジャンルを決めるとちょっとくらいは出るだろう。最初はどこかで聞いたようなのばっかりかもしれないけど、いきなり画期的なアイディアなんて出るはずもないんだから、いくつも出して選んだりくっつけたりすればいい。
 オレは学校だし部活だから、涙を飲んでエロ成分は控え目にしておこうか。
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