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Update 2015-02-28

コアラブ!




俺と巫女と和の神




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コアラブ!-第2章-Page15
 プロットを作る部活が続き、金曜日になった。
「じゃあ、金曜だから鑑賞会ね、原作のラノベだと読んでる時間がないから、OVAを用意したけど、一応ざっと説明して、それから見てもらうわ」
 言音はあらすじを、パソコンから131_labの遺産であるプロジェクターで映して説明した。
 
 『魔王少女と金もない俺』
 著者・原作、八追やおい一途かずと
 キャラ原案、初田はつだ路利みちとし
 アニメ制作、オスぷれい
 公式略称は「ともない」
 【あらすじ】
 ある日突然、バイト学生の御崎みさきカズヤのところに魔王少女が転がり込んできた。
 彼女はルーシーという名前で、小柄でツンデレ、胸はそんなにないけれど、驚くほどの美少女で、なぜか串カツしか食べない。それも、たまねぎを挟んだもの限定である。
 彼女が来た直後、爆発と共にお付きの悪魔までやって来たが、そっちは爆乳で、コロッケしか食べず、しかも何かと体で解決しようとする。ジャンプしてベッドに飛び込むその一瞬で全裸になるのは特技か魔力によるものか。
 ルーシーが来てからというもの、自分が魔王に取って変わろうという悪魔っ娘が次々とやって来るが、カズヤの協力もあって撃退していく。
 そのたびにみんな家に居着いてしまった。唐揚げだけ食べるとか、おからだけ、ひじき煮だけなど、妙な悪魔ばかりだ。偏食すききらいはいけないと全員を前に諭すカズヤだが、悪魔だからいいのだと言い切られる。
 当然、食費が大変になり、バイトだけではやっていけない。安い食材で自作していると、これは商売になるんじゃないかと思うようになり、試しに売り出してみた。
 移動惣菜屋、『御かず屋』ののぼりを立てたリアカーを引き売り歩く悪魔っ娘たちが結構ウケて、主婦や子供、特に男性に大人気になり、食費についても一安心できた。
 そんなある日、魔王を狙っても失敗すると悟った一団が、カズヤを拉致してしまう。
 犯人はサキュバスだと分かり、カズヤ、特にその貞操が危ないと焦る悪魔っ娘たち。
 みんなで協力して主人公奪回作戦を決行するのだが……

 
 その後、アニメを鑑賞した。
「どう? 見終わっての感想は?」
「もそっとエロい方が拙者の好みでござるが、まあ楽しめたでござる」
「アイドル声優を使いまくってたっス。予算が心配っス」
「ツルペタと爆乳、よい加減であったな、揺れの表現が過剰ではあるが」
「戦闘シーンのCGがヌルヌルええ感じやったわ」
「男の子ってこんなのが面白いわけ? えっち過ぎるよ」
「お前ら、内容は関係ないのかよ。ラストがしっかりしてて、それに向かってクライマックスが構成されてただろ。アニメだから導入部が違ってたけど、最初だけでも原作読んで見ろ。何のために見てんだ?」
「そうね、神作の言う通りだわ。原作を読んだりして、何で人気になったか分析してみたりもして欲しいわね」
 その後は、原作を回し読みしたり、話し合ったり、アニメをコマ送りしたりして過ごした。
 
 その帰り道である。
「ああゆうアニメになるのって凄いことなのっ?」
「そりゃ凄いよ、作家になりたいやつがわんさかいて、その中でデビューできるのは一握りで、アニメにまでなるのはまたその一握りだからな。人気作でアニメ化されないのも結構あるし」
「神作もだけど、何でえっちなのがいいわけっ?」
 何でそんな当たり前のことを聞いてくるのか理解に苦しむ。
「人類がHだからだな」
「男がでしょっ」
「あのな、人がどうやって増えるか知ってるか?」
「えっち!」
 繰り出される回し蹴りを華麗なステップで避けた。
「正解! もし、誰もHなやつがいないなら、人は増えないんだよ」
「でも、やっぱり男がえっちなんじゃん」
「いいか、増えるのは男だけじゃなくて、必ず相手の女がいるんだよ。つまりHだっていう男と同じ数だけHな女がいるから増えるんだ。そういう風に神様が作ったってことだな」
「神様がえっちってことっ?」
「ああ、そうだ。ギリシャ神話とか読んでみ」
 親子兄妹当たり前という世界だから、子供は読んじゃだめだ。
「じゃあ、神作もえっちとか、したいのっ?」
「あたり前だーっ!!
「何いきなり叫んでんのっ!」
「いや、条件反射って習ったろ、それだ」
「意味わかんないよっ」
「まあ、普通に男子高校生なんてHなことしか考えてないと思うぞ」
「なんか幻滅だよぉ」
「お前も大人になりゃ分かるって」
「生意気言ってるし。それで、思い出した。今日は晩ご飯うちだから、今言ったから呼びにいかなくてもいいよねっ?」
 生意気からどうして晩ご飯を連想したのだろう? だが、事は栄養摂取に係わるのだ。
「分かった、彩萌と一緒にお邪魔するよ」
 と、素直に返事しておいた。
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