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Update 2015-02-28

コアラブ!




俺と巫女と和の神




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コアラブ!-第2章-Page20
「やっぱ天才じゃなかったか、知ってたけど。で、それって誰?」
「うちの、オレらの入っているコアラ部の部長だ」
「コアラって、同じじゃん。それで、彩萌はどうしたらいいと思う?」
「入りたきゃ入ればいいし、そうじゃなきゃ入らなきゃいいだろ?」
「そうもいかなくて、何かね、彩萌だけしつこく勧誘してくるんだよ。理事長の姪だとか言ってるし、喧嘩売りたくないし」
 ん? 姪? 娘じゃないのか。
「もしかしたら、姉に対抗してて、神作の妹だから絶対入れたいとか?」
「何の意味があるんだ? おれたち兄妹が特殊能力でも持ってるってなら分からんでもないが、んなもんないかもしれないぞ、多分だけど」
「きっぱりないわよ、神作なんてエロ取ったら何にも残らないじゃないのっ」
「おいおい、そりゃ江口だろ、エロ取ったらシあるのみだ」
 シってサンズイのことな。死と掛けてみた。
「アホなこと言ってないで、彩萌の相談に乗ってよ」
「そうだな。なあ、その言理って子は腐女子なのか?」
「違うっぽいよ。自分が特別だって感じで中二病な気はするけど」
「中二だからな」
 と、大きく頷くオレ。
「ねえ神作、言音に聞いてみるってどう?」
「ああ、いいかもな、とりあえず電話してみっか」
 早速、面倒なので桃香に掛けさせた。
「あ、もしもし、言音? 桃香です。今、電話大丈夫? あのね、言理って子について聞きたいんだけど。……あ、やっぱりそうなんだ。……うん、それでね、神作の妹の彩萌ちゃんが困ってることがあって、色々聞きたくて。……え? 今? 神作んちだけど? ……分かった、待ってるね、じゃあ」
 聞いてて分かった、多分、うちに来るって話だな。しかし、何で電話だと声が高くなって、いつもより丁寧な口調になるんだろう?
「言音、こっち来るってっ」
「やっぱりな」
「お兄ちゃん、お客さんが来るなら何か用意した方がいい? 紅茶とか」
 立ち上がって聞いてくる彩萌だが、それほどの客じゃないぞ。
「いや、どうせうちのはTバックだから」
「ティーバッグよ、Tバックはパンツじゃないっ」
「最新式なんだよ、うちの紅茶は。ティーバッグがTバック穿いてるんだ」
「じゃあ、見せてみなさいよっ」
「あっと、確か品切れだったな、今度買ったら見せてやるよ」
「絶対だからね、約束だからねっ」
「ああ、約束だ、ただし買ったらだからな」
 そんなもん売ってるわけがない。やっぱアホだ。
「だから、どうすんの? ふたりでじゃれてないで、用意するかどうか決めてよ」
「来てからでいいって、どうせうちにあるのなんて安モンなんだから」
 その後、Tバックについてオレが熱く語っていると、チャイムが鳴った。早いな。
 みんなで玄関まで行ってみると、やっぱり言音だった。急いで来たので肩で息をしてますよって感じだが、どう見たって道に止まってる高そうな黒塗りから降りてきたところだろう。
「わざわざ悪いな」
「うちの妹のことだから、仕方ないわ」
 やっぱり妹か、ってことは言音にとっても理事長は伯父か叔父ってことだな。
 玄関にいても仕方ないのでリビングに移動した。
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