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Update 2015-02-28

コアラブ!




俺と巫女と和の神




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コアラブ!-第3章-Page28
「って感じなんだけど、どうかな?」
「あたしが気になったのは『赤毛のツインテールで生意気なチビ』ってとこね」
 言音は『生意気なチビ』部分の声が震えていた。まさか怒ってる?
「あーしは、イベントとかが練られていないのが気になったっス」
「そこや、『入浴シーン、着替え遭遇シーン、その他ハプニングシーン多めに』だけが二回も書いてあるって何やの?」
「いや、その部分がこの作品のポイントであろう。ワレは『大事なことなので二度言った』と理解しておる」
「拙者は、そのシーンのアイディアが湯水のように沸いて出てくるでござる」
「阿波、そりゃ『清水のように湧く』だ。湯水を沸かせてどうする」
「え? ポイントってそこ? 魔王を倒した勇者が実は自分だったってとこじゃないの?」
「まあ、アイディアではあるけれど、作品のウリじゃなくて、読後感の演出ってところじゃない? ラストシーンまで分からないことなんだし」
 おお、言音は鋭いな。
「やっぱりお兄さまは素敵です」
 いやぁ、言理、照れるよ、知ってたけど。
「ちょっと、言理ちゃん、変なこと言わないの」
「そうよ、言理、そんなこと言うとつけ上がるから」
「ひどいなお前ら。一応細かいネタ部分も言うと、シンって名前は日本語の神とかをイメージしてもらうことと、英語で原罪とかの意味もあって、魔王と勇者の両方に掛けてるんだ」
「まあ言われなきゃ分からないけど、まんざらアホじゃないみたいね」
「やっぱりお兄さまは最高です」
「後、どうすっか考え中なんだが、元魔王の魔力に魔物たちが惹かれて来るってのもあって、結果的に魔物もパーティーに入ったりするのもいいかなって思ってるんだ。某ゲームみたいじゃなくて、可愛い小悪魔みたいのだけ数体な」
「それもいいですな、都筑氏。小悪魔最高でござる」
「うむ、その点はワレも賛同せねばなるまい」
「あんたらそればっかやん。ええとは思うけど」
「やっぱエロっスよ、エロいは正義っス」
「一応意味があるんだよ。キャラが人間だと年齢がどうとか規制があるけど、少女に見えても悪魔なら三百歳とか設定すれば問題ないからさ」
「まあそれも言われなきゃ分からないけど、あんた、やっぱりエロいアホだったわね」
 オレの番が終わり、その後も発表して行き、言理は飛ばしたのだが、最後に即興で発表すると言い出した。
「私のお話は、『クラスメイトのお兄さまは私の許嫁』という純愛ラブストーリーです」
 朗々と語っていく言理だが、どうも聞き覚えというか、身に覚えのある内容だった。
「言理、それってただのあんたの妄想じゃない」
「名前を変えてるだけよね」
「姉のシジミと妹のツグミはかなりの落差っス」
「しかし、いきなりの成人指定描写は良かったでござる」
「うむ、言理が語るそのシーンはビデオに収めるべきであった」
「この男どもはっ! エロしかないのか!」
 スマン、ない、かもしれない。
「まああんた達のことだから、しょうがないけどね。まだちょっと時間あるわね。神作、この前の続きで小説の人称について説明してくれる?」
「いまさらか?」
「知らない人の方が多いわ、きっと。マンガやアニメでも知っておくべきでしょ?」
「そう言うなら、じゃ、ちょっと説明するわ」
 立って、ホワイトボードを用意した。
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