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俺と巫女と和の神




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俺と巫女と和の神-3 生徒会役員-Page19
 ――それじゃ、還るな、ペテロ。
 気がつくと義也は自分のベッドの上にいた。
 見回すと心配そうなマリアたちがいる。
 母マリアは絞った冷たいタオルで義也の顔を拭いていた。
「よかった、一時はどうなるかと思ったよぉ」
 サラは涙ぐんでいた。
「大変だったんだよ、お風呂から上げて、体を拭いて着せるって」
 アンナが言うと、他のみんなが目で制した。
「……なん……だと?」
「み、見てませんから、ええ、見てませんとも」
 マリアの声は裏返っていた。
 その後、しばらく休んで全員で食事に行く。
 夕食は前日とは打って変わって普通の定食のようになっていた。前日は学園長と大統領もいたため、特別豪華になっていただけだったのだ。
 義也は夕食もそこそこにすぐに休むことにし、ベッドに入るとすぐに眠ってしまった。
 
 翌朝、義也の目覚めはぐったりとして、まだ熱が残っていたのか、寝汗もかなりかいていた。
 と、股間にやはり違和感がある。
「そこで何をしている」
 ふとんの中に義也は声をかけた。
「重要箇所を警備しております」
 悪びれる素振りもない、事務的な返答である。
「八鳥美歌、そこの警備は不要だと言ったはずだ」
「とんでもない。特にお守りするように言われております」
「誰から?」
「国民の総意にて」
「意味が分からない」
「もっとも、昨晩はあまりに彼女たちが楽しげだったもので、好きなようにさせておりましたが、本来ならお守りすべきところではありました」
「何があった!」
「おしべ、いや言えませぬ。墓場まで持って参る所存」
 大ごとそうに美歌は言っているが、異常もないので大したことじゃなく、からかわれているのだろうと義也は考えた。追求しても多分意味がない。
「とにかく起きるから、どいてくれないか」
「ははっ」
 声と共に違和感と気配が消えた。
 絶対に巫女じゃなくて忍者だろうと疑惑を深める義也だった。
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