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Update 2015-02-28

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俺と巫女と和の神




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俺と巫女と和の神-6 勉強のすすめ-Page35
「義也っち、次はサラだよ」
「ああ、サラ」
 義也の前に移動すると、前を開いて、それから跪いた。
 色々見えてしまった。
 体の割に意外と大きい胸である。
「わっ」
 柔らかさが掌に伝わるのと声が出るのが同時だった。
 掌から光りが溢れ、サラを包んでいく。
「これで終わり」
「うん」
 サラはそう言うと立ち上がってから前を閉じた。
 また見えてしまった。
「さてと、マリアはやっても多分意味がないかもしれないから」
「え?」
「みんなはまだ低かったけど、マリアはもうかなり高いから、この方法じゃさらに力が上がらないかもしれないんだ」
「では、もっと強いのをお願いします」
「いや、悪いけど、それはダメだ。勘弁してくれ」
「だったら、みんなと同じ方法でいいです。私だけのけ者なんて嫌ですから」
 拗ねるように言うマリアに、義也が抵抗できるはずもない。
「じゃ、やってみるけど」
「はい、義也さん、お願いします」
 お湯の中に膝立ちになると、前を開いた。
 そして義也は自分が間違っていたことに気づく。
 アンナを理想形だと思ったが、それ以上のものがそこにあった。
 義也は思わず神に感謝した。
「恥ずかしいんですから、早くお願いします」
「ああ、マリア、行くよ」
「んっく」
 まるで掌に吸い付くようだ。
 だが、やはり光は他の者に比べて弱い。
 マリアのために譲渡してやりたい、その思いが義也の指を動かしていた。
 くに、ぷにゅ。
 や、柔らかい……義也は感動した。
 その瞬間、掌から光りが溢れ、マリアを包んでいく。
「あふ」
 吐息なのか、溢れると言いたかったのか、マリアの声の意味は分からなかった。
「よし、大丈夫みたいだ」
「はい」
 ちょっと顔を赤らめて、マリアは前を閉じた。
 よし、終わったな、そう思って義也が安心した時である。
 めまいがすると義也は湯の中に倒れてしまった。
 五人に湯船に浸かったまま譲渡したからだろう、義也は完全に前日の轍を踏んでいた。
「大丈夫ですか、義也さん」
「義也ー!」
 浴室に彼女たちの声が響いていた。
 ――やぁ、また来たよ、ペテロ。
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